植物由来の原料から生まれた化粧品素材 「アクアオール」

研究・テーマ
製品種類 糖アルコール
用 途 トリートメント、スキンケアクリーム、日焼け止め、メイクアップ、ヘアスタイリング剤、化粧水、乳液、シャンプー、コンディショナー
特 徴 テクスチャー調整
製 品 アクアオール #1、アクアオール #2

当社では「物産フードサイエンス」という社名にもある通り、食品分野における糖アルコールの研究開発を長年行ってきました。糖アルコール自体は食品、化粧品、医薬品、工業用途など身近な用途に幅広く利用される糖原料です。化粧品分野においても保湿性や可塑性の付与目的で使われてきましたが、当社では化粧品分野における研究開発はこれまでにあまり行われていませんでした。食品分野における技術や知識を化粧品分野にも応用できるのでは?との思いから、化粧品分野専用の糖アルコールである「アクアオール」が誕生しました。

特徴と物性

アクアオールはアクアオール#1、アクアオール#2という2つのグレードがあります。他の糖アルコールとの主な違いは、複数の分子量の糖アルコールが含まれる「複合物」であるという点です。化粧品表示名称はどちらも「加水分解水添デンプン、水」ですが、含まれる分子の大きさが異なることで特徴が変わります。すなわち、同じ表示名称でも異なる質感を演出できるという点がアクアオールのメリットの1つであると考えています。

●アクアオール#1  3糖の糖アルコール(マルトトリイトール)を中心とする糖アルコール・低粘度
アクアオール#2  より分子量の大きな糖アルコールを多く含む・高粘度

【アクアオールシリーズ (加水分解水添デンプン)について】

加水分解水添デンプン・・・ デンプンを由来とする加水分解デンプンに水素を添加することで得られる糖アルコールの一種。

単糖の糖アルコール(ソルビトールなど)および多糖の糖アルコールを含む混合物の総称です。

AQ list

化粧品への応用例

●スキンケア     ⇒ 保湿・感触調整・泡質向上

●ヘアケア       感触調整・指通り向上・うねり補正・広がり抑制

●ヘアカラー      カラーケア・染色性向上

●ヘアスタイリング   自然なセット力・束感付与・感触調整

これまでの糖アルコールではあまり知られていなかった特徴や用途が明らかになってきています。

様々な可能性を秘めた「アクアオール」を用いて特徴ある化粧品開発に役立ててみてはいかがでしょうか。

アクアオールの各種研究について

泡質向上
ヘアカラーの褪色抑制
ヘアスタイリング
糖アルコールについて(コラム)

※本記事は、化粧品業界の関係者ならびにその関連業務に携わる方を対象に、適正にご利用いただくための情報提供を目的としたものであり、一般消費者の方に対する情報提供を目的としたものではありません。

※製品化の際には、薬機法等の関連法規を遵守ください。

※実験データは測定値の代表例であり、最終製品での効果や安全性を保証するものではありません。

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